檄文 その時 秘密結社は消滅し、すべての人間がフリーメイソンになる

これは「人間が神である」こという予感しているすべての人間に届ける檄文である。人間よりも電脳の方が優れていると思い、電脳器具との戦いに敗れ、精神的にどんどん貧しく、沼地の水のように溜まっていく社会。僕はあなたとともに檄文ダンサーとなって、新しい宇宙のために戦う(笠井叡)

笠井叡『檄文』は1月に公演されたポスト舞踏派『魔笛』と照応する個体フリーメイソン宣言。モーツァルトが『魔笛』に託したメイソンの真の理想【すべての人間は神である】は21世紀には実行される。その時秘密結社は消滅しすべての人間がメイソンになる。 https://asahi.com/sp/articles/A 

KAATの公演に行けなかったので、『檄文』を八幡書店から本日入手。300部限定版。


舞踊関係には長らくごぶさたしていたが、まさに、この時代にふさわしい書により覚醒の助けになる。
第一章から、「思い出せ!神とは天に昇った人であり」、人とは地に降りた神である。人は地上にうまれたのではない。「天」に生まれ、地上に「降りた」のである、人が地上に誕生したと思うな。・・・・人は地に降臨する神となるために、天に誕生したのである。」とある。
最初は思ったより、わかりやすい文だったが、次第にいろいろな基礎知識がないと難しくなる。
シンクロニシティのためか、奇しくも同じ一月に副島隆彦の「自分だけを信じて生きる スピリチュアリズムの元祖エマーソンに学ぶ」も刊行された。近代思想はエマーソンを起点として現代の新潮流が生まれた。フリーメイソンの会員でもあったスピリチュアリズムの元祖、エマーソンは現代思想(社会主義、リベラル主義、反人種差別、さらには環境保護主義、菜食主義・・・)の様々な生みの親となった。
この思想には「神はいない(存在を完全否定はしないが、強く疑うという理神論)」という前提があり、「拝むな、自分自身で感じろ」という強いメッセージがある。

どうでもよい、つまらないスピ系の本を多読するより、今年は特にこの2冊を熟読するのがよい。

前衛舞踊の修道士として歩み続けた伝説の笠井叡師が「人間が神である」という予感を抱くすべての人に送る檄文。モーツァルト『魔笛』の冒頭になぜ王子タミーノは日本の狩衣を纏って登場するのか?アトランティスのツラン文化期に生じた種言語としての日本語が、秘儀参入にとって最も重要であることをフリーメイソンの盟友であるシカネーダが知っていたからだ!この時代の危機に際して人間がゼロポイントフィールドを自分の身体の中で経験し、宇宙を創造する無限エネルギーを身体に結びつけることが新しい宇宙を創成するために必要であるが、その鍵となるのが宇宙の根本の核の中に根ざした日本語という真正の種言語である日本語であり、声と一体となって存在する振動を声から切り離し独立した流れに分節化しカラダに還流するエネルギーに変換する技術としてのエフェソス発声である。そのエフェソス修法を七階梯にわたって具体的に開示し、さらに感覚内容に全意識を集中しそこで何が生じているかを観察しついで物質的な感覚器官を完全に消去しそこで何が生じるかを観察することで、七感覚の働きを通じて個体のなかに宇宙意志体を形成せよと説き、七十五声の「ますみの鏡」での三つ一組の子声(てれね、けげで等)を最初は有声で徐々にエフェソス声でカラダの各部分に流す技法を説く秘儀の書。日本語を語るすべての人間が日本語の謎に存在の全意識を向け、その宇宙的な意味を理解する道を開示する衝撃の書。