ドラゴンライジング

ふと窓をみるとあっという驚きの龍雲が・・・、すぐ外に出るとあまたの龍雲が空一面にいたるところで沸き立ち、のぼりたち、たなびている。

現在のアートなるもの、そのものを成り立たせている、生まれたときからあたりまえとされている思考の枠組み、虚構の時代の要請により次々に降ってくる日本語化できないアルファベットによる概念をテーマに作られたあまたの作品。はみ出したものは、最初から相手にしてもらえない。これからは、個人の夢、自己実現などは、もとより邪悪なところからきているので気にすることもなくなる。かといって、横浜トリエンナーレ「日々を生きるための手引集」の中の多くの著者のように、いかにも良家の子女に受け入れられやすいもっともらしいリベラル的は考え方は以前から批判されてきたこともあったが、様々な劣化が進んだ現在ではどこでもほぼこのあたりに落ち着いてしまっている。
予兆はたえず発せられているが世界は突然変わる。ユートピアを夢見る必要はなく、アナーキズムも不要だ、淡々と同じ毎日を繰り返していても、空を見上げれば雲はいつも蠢いていくる。